今回は、α-リノレン酸(アルファリノレン酸、Alpha Linolenic Acid = ALA)について、改めて情報の整理したいと思います。また、ALAが豊富な食材についてまとめてみました。
αリノレン酸とは?
食品から取り入れなければならないカラダに必要な栄養素は様々なものがありますが、「脂質」の中で、必ず食品から摂取しなければならないものを必須脂肪酸と呼びます。
必須脂肪酸には、オメガ3脂肪酸と呼ばれるグループと、オメガ6脂肪酸と呼ばれるグループに分けられています。αリノレン酸はこのオメガ3に分類される必須脂肪酸です。
オメガ3必須脂肪酸にはαリノレン酸のほかに、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)などが含まれています。
αリノレン酸・・・アマニ油などの一部の植物性油脂に含まれています。
EPA、DHA・・・青魚などの海産物にたくさん含まれています。
これらのオメガ3必須脂肪酸は、炎症を抑える、心臓や脳機能などに関わりがあると示唆されています。オメガ3必須脂肪酸を多く含む魚や海洋性動物を食べる人々に、動脈硬化などが少ないことよりオメガ3の重要性が分かってきました。
αリノレン酸は、体内で最大10%程度、EPAやDHAに変換されることが分かっております。αリノレン酸を摂取することで、EPA・DHAを補給することができるのです。
近年では、オメガ3必須脂肪酸をしっかりと摂取したほうがよいと、テレビやメディアでも紹介されることが多くなってきました。
αリノレン酸が多い食品とは?
αリノレン酸は前述の通り、植物の種子油に多く含まれています。特に、荏胡麻油、アマニ油などに多く含まれています。 これらのオイルには50%以上のαリノレン酸が含まれています。 近年では、身近なドラッグストアなどでも手に入れやすくなってきました。
では、每日の食事を荏胡麻油やアマニ油だけを使用していればよいのか?というとそんなことはありません。WHOや厚生労働省が推奨するオメガ3とオメガ6の割合は1(オメガ3):3(オメガ6)程度となっており、どちらもカラダにとって必須の栄養素ですので、バランス良く摂取することが推奨されています。 何事も、バランス良く!が健康な生活の秘訣!
その点、ヘンプシードオイルにもしっかりとαリノレン酸は含まれており、また、オメガ3とオメガ6の割合が理想である1:3に最も近い奇跡のオイルということが分かっています。(さらにGLAなどの希少な脂肪酸も含むのです!)
魚を食べられない日には、αリノレン酸をバランス良く含んだヘンプシードオイルを是非お試しください!