世界では、なぜか健康長寿が飛び抜けて長い地域がいくつも見つかっており、そういった長寿地域のことは「ブルーゾーン」と呼ばれるそうです。
ナショナル ジオグラフィック協会のフェロー会員であるダン・ビュイトナー(Dan Buettner)氏はこうした地域を「ブルーゾーン」と名付けたらしいです。
このブルーゾーンと呼ばれる地域は、イタリアのサルデーニャ、コスタリカのニコヤ半島、日本の沖縄、ギリシャのイカリア、米国カリフォルニアのロマリンダ が含まれているらしいです。
色々と調べた結果、下記の5つの地域の共通する特徴が、長寿の秘訣ではないか?と考えてられているようです。
- 喫煙が少ない
- 半菜食主義…消費される食物の大部分は植物に由来する
- 定期的かつ適度な身体活動
- 社会的関与 … すべての年齢の人々は社会的に活動的であり、コミュニティに属しています。
- マメ科植物 …頻繁に食事に使用される
他にも下記のような特徴もあるようです。
・中程度のカロリー摂取。(腹八分)
・適度なアルコール摂取、特にワイン。(ポリフェノール類の摂取)
端的にまとめると、ストレスが少なく、適度な運動と社会との関わりを維持し、豆類などからタンパク質をしっかりと取り、野菜中心のバランスの良い食事をする。というのがポイントのようです。
豆類は大概タンパク質が豊富ですが、近年、高齢者に対して十分なタンパク質を摂取するよう推奨されているのを考えると、なるほど、長寿地域ではタンパク質をしっかりと摂取している傾向があるようなので納得できますね。
また、ポリフェノール類などの抗酸化物質も健康寿命に寄与しているかもしれません。
なお、このブルーゾーンには含まれていませんが、同様に長寿の村として有名な中国の「巴馬(バーマ)」は、中国国内でも健康寿命が長い村として知られています。この地域はヘンプシードを常食している数少ない地域で、ヘンプシードと長寿に関係がある可能性が高いとして以前話題となりました。中国でも景観の美しい長寿の村として、中国全土からの観光客も毎年増えているようです。
↓巴馬では、ヘンプを煮たりお粥などにしたりして食べているようです。
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1647181678063570524
↓中国で巴馬火麻油のクラウドファンディング(火麻→大麻のことです。)
http://hn.ifeng.com/a/20190311/7268807_0.shtml
確かに、ヘンプシードは高タンパク、必須脂肪酸(オメガ3&オメガ6)やミネラルが豊富で、かつ抗酸化物質であるポリフェノール類(カンナビシン)が多いので、まさに長寿地域ブルーゾーンの食事傾向に合致した食材ということがわかります。
日本でも、過去の伝統のように、どこでもヘンプが育てられるようにったとしたら更に健康寿命は長くなるかもしれない!と思ったり。一刻も早くヘンプが農作物として自由に栽培できる日本を取り戻したいですね!